給与計算の基本設定と残業割増率・各種単価の設定

係数設定タブでは、所定労働時間や残業割増率などの係数を設定します。
このページでは、下記の操作についてご説明しています。

 ◆給与計算の基本設定
 ◆残業割増率・単価計算の設定

 ※各種端数処理・有効桁数の設定についてはこちら

①共通設定メニューから[初期設定]の「係数設定」タブを開きます。

②賃金の計算期間や所定月間労働日数などを設定し、[登録]をクリックします。

項目名 桁数 内容
締切日 賃金台帳の賃金の計算期間を計算するために使用されます。末日の場合は、31と入力します。
計算期間 賃金台帳の賃金の計算期間を計算するために使用されます。プルダウンから選択します。
○当月  ○前月
支給日 給与の支給日を指定します。末日の場合は、31と入力します。
支給月 給与の支給月を指定します。
○当月払い  ○翌月払い
所定月間労働時間 時間3桁
分2桁
各時間単価を自動算出するための所定月間労働時間を入力します。
但し、人事マスタの時間単価、遅刻・早退の各単価を登録して残業手当、遅早減額を計算する場合は入力不要です。
所定月間労働日数 整数2桁
小数2桁
欠勤単価を自動算出するための所定月間労働日数を入力します。
但し、人事マスタの欠勤単価を登録して欠勤減額を計算する場合は入力不要です。
日給計算区分 日給者、及び日給+時給者の基本給を算出するときに使用する計算条件を選択します。
チェックボックスにチェックを入れた項目が計算式に反映されます。
基本は「基本給=(出勤日数)×日額単価」です。
例)有給日数と病欠日数にチェックを入れた場合
  基本給=(出勤日数+有給日数+病欠日数)×日額単価
日給者端数処理 日給者の支給額を計算するときの円未満(小数点第1位)の端数処理を指定します。
○切り捨て  ○切り上げ  ○四捨五入
時給者端数処理 時給者の支給額を計算するときの円未満(小数点第1位)の端数処理を指定します。
○切り捨て  ○切り上げ  ○四捨五入
時給者時間端数処理 時給者の労働時間に1時間未満の「分」の部分が生じた場合に、時間換算する際の端数処理を指定します。なお、端数処理は小数点第3位で行います。
例)「月間労働時間=187時間20分、端数処理:切り捨て」の場合、
  187+(20÷60)=187.333333・・・・
  端数処理は小数第3位で行い、結果は「187.33時間」となります。
○切り捨て  ○切り上げ  ○四捨五入  ○端数処理なし

共通設定メニューから[初期設定]の「係数設定」タブを開きます。

残業割増率の設定

自社の残業割増計算のルール(就業規則)に従い、各種割増率を設定後、[登録]をクリックします。

項目名 内容
普通残業 普通残業手当計算時の割増率を入力します。
深夜残業 深夜残業手当計算時の割増率を入力します。
休日残業 休日残業手当計算時の割増率を入力します。
法定休日残業 法定休日残業手当計算時の割増率を入力します。
その他1残業/その他2残業 普通、深夜、休日、法定休日、超過残業以外の時間外手当を支給する場合に、その割増率を入力します。
超過残業 60時間超の法定割増賃金率を入力します。

単価計算の設定

残業手当等の時間単価を自動計算する際の基礎賃金(A)~(D)に含める項目をプルダウンから選択します。複数選択も可能(「項目設定」で「使用有無:使用」を選んだ項目が表示されます)。
選択後、[登録]をクリックします。

なお、人事マスタの各時間単価を直接登録している場合は、ここでの設定は無効となります。

項目名 内容
時間単価  残業手当の時間単価を計算する際の基礎賃金に含める項目を選択します。
欠勤単価 欠勤減額の時間単価を計算する際の基礎賃金に含める項目を選択します。
遅刻単価 /早退単価  遅刻/早退減額の時間単価を計算する際の基礎賃金に含める項目を選択します。
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