住民税FBデータ作成

住民税納付用のFBデータ作成方法を説明します。
この処理を行うには、給与確定が必要です。

■ 事前準備

住民税FBデータ作成の使用前までに、以下の設定を行います。

●[自社マスタ]の「銀行情報」タブで【住民税FB用口座指定】の銀行コード/支店コード/振込依頼人コードを登録
●[市区町村マスタ]で市区町村コード/都道府県市区町村名/フリガナ/徴収義務者指定番号を登録
●[人事マスタ]の「住所」タブで市区町村コードを登録

⚠ 退職所得に係る住民税(退職税額)が発生した場合も、市区町村へ納付を行います。
スマカル給与では、給与から特別徴収した住民税と退職税額を合わせたFBデータの作成ができます。退職税額を含めた住民税FBデータ作成をする場合は、先に「退職税額設定」タブで登録を行ってください。

⚠ 住民税納付用FBデータは、地銀協フォーマットで作成されたデータです。
「振込依頼人コード」については、取引先金融機関へお問い合わせください。

 ◆住民税FBデータ作成
 ◆退職税額の登録

①給与メニューから[住民税FBデータ作成]を開き、条件を設定して[出力]をクリックします。

★…必須項目

項目名 内容
対象年月 ★ 住民税FBデータを作成する対象年月を指定します。
※初期値は現在の処理年月が表示されます。
納付月分 ★ 今回納付する住民税の納付年月を指定します。
※初期値はシステム日付の年月が表示されます。
納付期限日 ★ 今回納付する住民税の納付期限を指定します。
※初期値はシステム日付の年月日が表示されます。
振込元銀行 自社マスタで登録した【住民税FB用口座指定】の銀行情報が表示されます。
改行コード FBデータ内の改行コード出力について、ご契約の金融機関のフォーマットに合わせて選択します。

○CR+LF  ○LF  ○なし

CR+LF:Windowsで使われる改行コード「\r\n」で出力されます。
LF:UNIX等で使われる改行コード「\n」で出力されます。
なし:改行コードなしの1行データとして出力されます。

データの最後にEOFを付ける FBデータ内で、ファイルの終わりを示す文字コードのEOF(End Of File)を付けるかを指定します。
出力ファイル名 ★ 出力するファイルの名称を指定します。FBデータのファイル名は128文字以内で指定します。

③ダウンロードフォルダ、または選択したフォルダにFBデータが出力されたことを確認します。
※インターネットバンキングでのデータ取込方法は、各金融機関にお問い合わせください。

 

住民税FBデータ作成に退職税額の特別徴収を含める場合は、FBデータ作成前に市区町村別に退職税額を登録します。

① 給与メニューから[住民税FBデータ作成]を開き、「退職税額設定」タブをクリックします。市区町村マスタで登録された市区町村が一覧表示されます。

②対象の市区町村行に必要事項を入力し、[登録]をクリックします。

★…必須項目

★…必須項目

項目名 内容
対象年月 ★ 退職税額を登録したい対象年月を指定します。
※初期値は現在の処理年月が表示されます。
異動の有無 異動の有無を指定します。
○あり  ○なし
※初期値は「なし」が選択されています。
※なしの場合は「0」、ありの場合は「1」のデータ値が出力されます。
退職人数 市区町村毎の退職人数を入力します。
退職者支払金額 市区町村別に、従業員毎に支払った退職金額の合計額を入力します。
退職者市町村民税 市区町村別に、従業員毎に支払った退職金額から求めた市町村民税の合計額を入力します。
退職者都道府県民税 市区町村別に、従業員毎に支払った退職金額から求めた都道府県民税の合計額を入力します。

 

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